我らが常任ピアニスト、湯山優子先生のリサイタルがルーテル市ヶ谷センターにて行われました。
二年に一度の待ちに待った演奏会。
湯山先生の演奏を楽しみにしているオールドファンはもちろん、ご家族連れやご友人が多数来場され、場内は和やかな雰囲気に包まれていました。
〜シューベルティアーデの様に〜というサブタイトル通りの、音楽の夕べでした。
オープニングはシューベルトの「楽興の時」。
続くピアノソナタ第21番はとても格調高い素晴らしい演奏でした。
これまでのリサイタルでもピアノソナタを演奏されることが多かったのですが、シューベルト最後の作品だけに湯山先生の並々ならぬ思いが込められていたに違いありません。
第二ステージはグラナドス、ラフマニノフ、ドビュッシー、ラヴェルの小曲を集めたステージ。
中でもグラナドスは私達にとっても思い出深いメロディーでした。
湯山先生がCFのピアニストとなって演奏旅行に同行された、若かりし懐かしい記憶が車窓を流れる風景とともに思い出されました。
名器ベーゼンドルファーが湯山先生の音を覚えている、という升本先生のお話しが印象的でした。
湯山先生の音楽はどれもピュアーで煌びやかです。
音楽の世界に引き込まれると同時に聴衆の心に寄り添う優しさに満ちています。
聴きそびれた方はぜひ、二年後のリサイタルをお楽しみにして下さい。
待ちきれない方のために、CDも発売されていますよ。(武)
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