八月一二日、オーストラリアの街カウラから来日された、グリフィスさん、ケーリーさん両御夫妻をクラブルームにお招きいたしました。カウラには第二次大戦時、日本人捕虜収容所があり、終戦間際に大規模な脱走事件が起こりました。演奏旅行においてこの街は、初回から欠かす事の出来ない大切な訪問地となっており、まさに私たちの国際親善の原点です。両ご夫妻とは五年振りの再会となりました。歓迎セレモニーはこの日の為に升本先生が編曲してくださったWelcome songの演奏でスタート。代表からの歓迎の挨拶に続いて、グリフィスさんがカウラの近況をはじめ、どれだけ街の人々がコール・ファーマーの訪問を待ち望んでいるかを語ってくださいました。これは私達にとってなによりも嬉しい言葉でした。今後演奏旅行活動の再開を視野に入れながら、各団員同士の固い結束のもと、カウラの方々との再会を目指します。この日、クラブルームはまるで南半球の空気に包まれているようでした。
(伏見)