2016年9月22日木曜日

ブログをご覧の皆様へ

帰国して2日目、まだ頭がボーッとしています。
幸い今日は休日なので、しっかりと旅の整理をし、次の目標に向けてスタートしようと思っています。

旅行中のブログですが、時系列がバラバラでしたので並べ替えました。
見やすくなったと思いますので、ぜひもう一度ご覧下さい。(斎藤)

2016年9月20日火曜日

無事帰国しました (成田 9/20)

本日19時20分、全員無事に帰国しました。
これまでで最長となる20日間の旅は、とても充実したものでした。
7回のコンサートはどれも大成功で、たくさんの笑顔と拍手をいただきました。

私達の活動は沢山の方々に支えられて成り立っている、ということを実感した旅でした。
オーガナイザーの皆様、ホストファミリーの皆様、日本で私達を応援してくださっている皆様に心より感謝を申し上げます。
何よりもこの旅を成功に導いてくださった升本先生、奥様、湯山先生にはどんなに感謝してもしきれないほどです。
本当にありがとうございました。(団員一同)

帰国の途へ (キャンベラ〜ブリスベン〜成田 9/20)

4時45分にモーテルのロビーに集合しました。
早朝にもかかわらず、寝坊は誰もいませんでした。

5時20分、キャンベラを飛び立った後にブリスベンで乗り換え、10時45分に出発するQF61便で帰国します。
成田到着は19時の予定です。(斎藤)

2016年9月19日月曜日

最後の夜 (キャンベラ 9/19)

演奏旅行は全行程を終了し、20回目の親善を無事に終えたことを報告致します。
本日はキャンベラのモーテルにステイし、明朝、成田に向けて出発します。

19日目の夜は全員で旅を振り返りながら楽しい時間を過ごしました。
出来なかったこと・出来たこと様々ありましたが、升本先生ご夫妻、湯山先生と共に、26名の力を集めて20日間精一杯やったことは、豪州・NZの多くの方に伝わったと思います。

演奏旅行中は様々なサプライズがあり分不相応な評価も頂きましたが、これは40年に亘る継続によるものと思います。
反省や課題をきちんと整理し、一回を積み重ねるごとに交流の輪が大きく広がるよう、今後も取り組んで参ります。

明朝は5時出発です。
東京でお目に掛かれることを楽しみにしております。(田島)
最年少メンバーを囲んで「乾杯!!!」
升本先生、奥様、湯山先生、スタッフの皆さんにお礼の品をプレゼント。
シドニー在住の蓑田先輩に差し上げたのは、オールブラックスのシャツでした。
最後はみんなで肩を組んで「コール・ファーマー讃歌」を歌いました。

カウラを離れる時 (カウラ〜キャンペラ 9/19)

豪日両国の戦没者墓地で献歌した後、私達にとって大恩人であるオリバー元市長やホストファミリーのお墓を回り、祈りました。
その後、昨日のお披露目式では雨のためによく見れなかったCFツリーのところに、再度訪れました。
このような土地で桜の木を維持することは大変なことだと思います。
それをやってくださっているカウラの方々には、本当に感謝の念でいっぱいです。
私達の想いとともに、大きく育って欲しいと願っています。(斎藤)

献歌 (カウラ 9/19)

お別れの朝は戦没者墓地に集合しました。
ここには日本人捕虜の大規模な脱走事件で亡くなった、オーストラリア兵と日本兵、オーストラリア各地で亡くなった日本人戦没者が埋葬されています。

オーストラリア兵の墓前には讃美歌 "In the sweet by and by"。
日本人戦没者の碑には「故郷」を献歌し、団員一人一人が墓前に花を手向け、祈りを捧げました。
私達のコンサートツアーの原点は、ここカウラにあります。
升本先生は、40年前ここにきて、オーストラリア人の持つ、日本人には無い何かを感じられた。
それは単純な優しさや愛という言葉で表現できない、無償の思いやりである。
とおっしゃいます。

自国に犠牲者が出たにも関わらず、この地に日本人墓地を設立させたカウラ市民の思いは、まさにそれを集約させたものだと感じます。

この地でしか知りえない戦争の事や、オーストラリア人の精神は、私達が日本の方々に伝えなければならない。
その責任を果たすため、二年後の再訪を誓いました。(吉田)

2016年9月18日日曜日

New CF Tree (カウラ 9/18)

全ての演奏会を終え安堵したのも束の間、今日は新しいCFツリーのお披露目式がありました。
カウラ市長同席のもと、升本先生がスコップを入れて完成。
周辺は遊歩道が整備され、悲しい歴史の場から人々の集いの場に生まれ変わりつつある様です。
CFツリーはその遊歩道入口の一番先頭にあります。
背丈ほどのツリーが訪問の度に大きくなるのを見るのも今後の楽しみになります。

お昼にはカウラ日本庭園に移動してのBBQ。
 生憎の空模様でしたが、桜をはじめとする様々な花々も芽吹き始めており、春の到来が近い事を感じさせてくれました。
たくさんの方とお話しすることができた、とても楽しい時間でした。
セッティングをして下さったホストファミリーと、カウラ・成蹊留学交流委員会の皆様に深く感謝いたします。(土田)

コンサート報告 (カウラ 9/18)

演奏旅行の最後を飾る演奏会。
40年、20回。
その意味を改めて感じ、この地で唱えることに誇りを持ってステージに臨みました。
会場のシビックセンターには開場前からお客様が列をなし、満席になるまでには時間はかかりませんでした。
大使館から片江公使他、数名の方にご来場戴きました。
冒頭、団長の富樫が「私達のホームタウン、カウラで皆様の笑顔と再会でき光栄です」と挨拶すると大きな拍手と歓声。
私達はファミリーをはじめ、多くの方々に支えられていることを実感し、演奏前から感情が高まる団員も少なくありませんでした。

第1ステージは、はじめにシューベルト歌曲5曲。
ファンファーレとなる”Wanderschaft”はここでも好評。
”Heidenröslein”、”Die Forelle”はご存知の方も多いようで、深い溜め息と大きな拍手を戴きました。
続いて日本の歌を4曲演奏。 「椰子の実」「故郷」は言葉をこえて思いが届いたのか、一層大きな拍手を戴きました。
演奏会後「日本の歌が素晴らしかった」と握手を求められる団員も多かったことも、カウラならではです。

続いて湯山先生のピアノソロステージ。
モーツァルトのトルコマーチ、ベー トーベンの悲愴・第3楽章を演奏。
この街でも多くのファミリーが楽しみと話されていました。
柔らかでかつ繊細な演奏は、今回も客席を魅了し、弾き終わると満場の拍手が送られました。

第2ステージは讃美歌と世界の歌。
讃美歌は”In the sweet by and by”をはじめ3曲を演奏。
どの曲もご存知で口ずさむ姿が多く見られました。
世界の歌では、リズミックでデュオとの掛け合いが楽しい”Reftsmen”、スペインの愛の歌”Cielo Azul”は大変好評。
”Annie Laurie”、”Greensleeves”は、曲目を紹介すると「Oh!」「Lovely!」の囁き。
目を瞑り聴き入る方も多く見られました。
”Ring ring de Banjo!”は体を動かし楽しむ姿が印象的でした。
演奏後、司会の田島が「この曲は好きですか?」と客席に聞くと「Yes!」と即座に声がかかり、私達も思わず笑顔になりました。
終曲は”Muss i denn”、「Goodbye Friend 」と紹介して演奏。
団員誰もが感謝を込めて唱いました。
歌い終わるや、間髪入れずに沸き起こった拍手が印象的でした。
アンコールは”Auld Lang Syne”。
歌い終わった後のスタンディングオベーションは、団員全員がステージを去るまで続きました。

全ての演奏が終えた後、カウラ市長のビル・ウエスト氏から升本先生とCFに対し、これまでのカウラ訪問、その国際親善の継続を讃え、市議会からの感謝状が授与されました。
特別なひと時となった演奏会は、充実感と名残惜しさが交錯するなかで幕を閉じました。(宮臺)

2016年9月16日金曜日

カウラ到着 (カウラ 9/16)

旅の最終地カウラに到着しました。
丸一日の移動の疲れも、ファミリーの笑顔を見たら吹き飛びました。
明日のコンサートでは思いっきり歌います。(斎藤)

いざ、カウラへ (ダニーデン〜カウラ 9/16)

朝8時、コンサートを行ったノックス教会に集合しました。恒例の別れのセレモニーは、ここでも笑顔に溢れていました。

ダニーデン〜オークランド〜シドニーと飛行機を乗り継ぎ、シドニーからはバスでカウラに向かいました。
到着したのは20時過ぎ。
時差もあるので丸々一日の移動でした。
ここではほとんどが長くお世話になっている家庭にステイします。
予定の連絡を済ませ、あっという間にみんな慣れ親しんだステイ先へと向かいました。(斎藤)

フリーデイ (ダニーデン 9/15)

今日は完全フリーデイ。
街に繰り出す者、山岳鉄道のツアーを楽しむ者、それぞれです。
夜はファミリーと心ゆくまで話し、飲みました。(斎藤)

2016年9月14日水曜日

コンサート報告 (ダニーデン 9/14)

クライストチャーチでの乗り継ぎを経て、定刻通りにダニーデン到着。
ユニフォーム姿のロイヤルダニーデン男声合唱団の皆さんが空港まで出迎えてくださった。
オタゴ大学に程近い活気に満ちた街の中心部に、コンサート会場となるノックス教会があった。
歴史と伝統の重みをひしひしと感じながら、会場のセッティングには用心深く、時間をかけて臨んだ。
スコットランドの魂が宿る街で、その伝統を最も受け継いでいる合唱団とのコンサートは、私達にとって特別なものとなっている。

由緒ある教会で歌うことが叶った讃美歌。
そして何より、この日のために升本先生が編曲して下さった”Annie Laurie”、”Auld Lang Syne”は私達にとって生涯忘れられない歌になった。(山根)

1876年に建てられた、歴史ある教会です。
NZで最も長い歴史を持つ男声合唱団です。
教会ならではの豊かな響きのなかで、歌えたことは大きな喜びでした。
ここでも湯山先生は大人気でした。
合同演奏は"Now is the Hour"でした。

ダニーデン到着 (ダニーデン 9/14)

ダニーデンに到着しました。
コンサート会場となるノックスチャーチは1876年に建てられた、歴史ある教会です。
感謝に満ちた歌声を響かせたいと思っています。(斎藤)

別れのセレモニー (ネルソン 9/14)

ビルさんがギター片手に、”Vive la Compagnie (仲間バンザイ!!)”を歌い出すや、たちまち全員での大合唱に。
ここでの別れはいつも歌を伴っています。
ネルソン男声合唱団の指揮者の指揮で歌い出した”Go Now in Peace”。
タクトは升本先生に受け継がれました。
別れの悲しさよりも、2年後の再会への期待が上回っていた様な気がします。
飛行機に乗り込むために外に出ると、歌声が響いてきました、
振り返ると、空港の屋上に合唱団の皆さん。
ずっとずっと歌い、飛行機が飛び立っても手を振ってくれていました。(斎藤)

2016年9月13日火曜日

Saxton Ovalにて (ネルソン 9/13)

ネルソン最後の夜、サクストン・オーバルにてホストファミリーとのディナーの場を設けてもらいました。
ここは様々な競技が出来るスポーツ施設で、ラグビー場やクリケット場もあり、金メダルを取ったパラリンピックNZ代表選手も練習場にしていたそうです。

NZの国旗と日本の国旗が壁に掲げられ、各テーブルには両国の国旗をお菓子に挿した飾りも置かれました。
ビル・マッケンナ氏の挨拶により開会。
ビルさんは私達の訪問に向け様々な準備の取りまとめを行ってくださいました。
会も半ばになると、歌合戦の始まりです。CFメンバーが先に演奏すると、お返しにとネルソン男声合唱団の方々が演奏してくれました。
ギター、ウッドベース、キーボードと、芸達者な方ばかり。
CFのカルテット、独唱、ファミリーとのコラボ・・・。
拍手が鳴り止みませんでした。

ネルソン男声合唱団が歌ったクィーンの”We will Rock you”はメチャクチャかっこよかったです。
私達も負けじと・・・。
会の終盤でビル・マッケンナ氏が語った”Go Now in Peace”との出会いのお話しには心打たれました。

最後は両合唱団の皆が並び、肩を組んで歌いました。
音楽を通じた交流の素晴らしさを実感した夜でした。(須賀)

ネルソン・デイ (ネルソン 9/13)

フリーデイとなった二日目は、ネルソン男声合唱団の皆さんが観光ツアーを企画してくれました。
天候にも恵まれ、この日はまさしく「ネルソン・デイ」。
温暖で知られるネルソンらしい、雲一つない青空が広がる中、最初に向かったのはワイナリー。
あたり一面にブドウ畑が広がっています。
オーナーは昨夜のコンサートにご来場されたという事で、とてもフレンドリーに接してくれました。
気に入ったワインを購入する団員も多く見られました。
次に向かったのはガラス工房。
ここネルソンは芸術の街としても知られています。
実演を見学しましたが、額に汗しながら真剣な眼差しで作品を仕上げていく様は大きな刺激となりました。
最後は世界中の植物が鑑賞出来る”Garden of the World”。
中には世界的にも希少性の高い樹木等もあり、特に林学を学んだ団員は興味深く見ていました。
ここで頂いたランチにはお寿司もありました。
私たちのために用意して下ったことを感謝し、美味しくいただきました。
自分のファミリー以外の方ともお話しすることができた、とても楽しい時間でした。(土田)

2016年9月12日月曜日

コンサート報告 (ネルソン 9/12)

長く交流が続くNelson Male Voice Choir(NMVC)との合同演奏会。
平日の夜にもかかわらず、会場のOld St. Johns Churchには会場前からお客様がいらっしゃり、満席となりました。
なかには以前お世話になったファミリーが遠方より駆けつけ、再会を喜ぶ姿も見られました。
私達は、再びこの地で唱えることに感謝と、誇りを持ってステージに臨みました。

冒頭はNMVCが2曲を演奏。
繊細なハーモニーとパワフルな歌声に、客席は魅了されました。
”African Trilogy”はラグビー南ア代表の試合でよく耳にする”Shosholosa”を含む三部作。
原語で歌う姿にこのコンサートに向けての意気込みを感じました。


続いてネルソン市長、Rachael Reece氏によるスピーチ。
マオリ語そして日本語を含めた挨拶は、客席を和ませ、市長のお人柄を感じさせる暖かなものでした。
CFの再訪を歓迎し、二〇回、四〇年続く演奏旅行に対してお祝いの言葉を戴きました。

CFの第1ステージは、シューベルト歌曲5曲と日本の歌。
”Wanderschaft”と”Lachen und Weinen”はここでも好評。
日本の歌では「夏の思い出」「椰子の実」は演奏が終わると溜め息と大きな拍手を戴きました。
言葉をこえて音楽を共有するひと時となりました。

続いて湯山先生のピアノソロステージ。
この街にも湯山先生ファンが多くいらっしゃり、
演奏前、客席の会話から「Masako」の名前が聞こえてきました。
NMVCのメンバーやファミリーは勿論、楽しみと話されていました。
演奏を思い思いで楽しまれたようです。
弾き終わると満場の拍手が送られました。

CFの第2ステージは、世界の歌から9曲。讃美歌は”Moment by Moment”ほか2曲を演奏。
素晴らしい環境と聴衆のなかで唱える喜びを感じて演奏しました。
”Reftsmen”はデュオとの掛け合いを楽しく聴いて戴けたようです。
”Annie Laurie”、”Greensleeves”では目を瞑り聴き入る方も多く見られました。
”Ring ring de Banjo!”はご存知の方も多く、身体でリズムを取っている方も多く見られました。
終曲は”How Great Thou Art”。
升本先生が用意された特別な一曲と紹介すると歓声と拍手。
マオリ語バージョンの演奏には驚かれた様子でしたが、演奏後には沢山の拍手と「足踏み」が鳴り止みませんでした。
アンコールに応えた”Auld Lang Syne”では、満場のスタンディングオベーションを戴きました。

合同曲として歌ったのは、升本先生編曲の"Go Now in Peace"。
歌い終わるや握手を交わし、名残惜しい演奏会は幕を閉じました。(宮臺)