往復で約700キロ。
ミルデューラ〜カウラ間に匹敵する旅でした。
平和記念公園について、上越市が発行しているパンフレットから引用させてもらいます。
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太平洋戦争の戦時下、現在の上越市直江津地区に連合国軍の捕虜を収容する、捕虜収容所がありました。当時、劣悪な環境にあったため、収容されていたオーストラリア兵捕虜60名が亡くなったほか、戦後、B、C級戦犯を裁く横浜裁判で収容所に勤めていた日本人職員8名が戦犯として処刑されるという、悲しい出来事が起こっています。
その悲劇を後世に伝え、未来への平和と友好を誓うため、捕虜収容所があった地に、市と市民が協力し、平成7年 (1995年)に平和記念公園が造成されました。
公園には平和と友好を願って建立された平和祈念像、捕虜収容所跡地の碑、オーストラリア兵死没者の銘板碑と捕虜収容所職員死没者の銘板碑、波の旅人像のモニュメントなどが建てられています。またユーカリやオーク、非核平和友好都市宣言10周年記念に植樹された被爆アオギリなど、平和と友好を願う木々が植樹されています。
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上越地方は快晴。
上越日豪協会の初代会長である石塚さん、山賀前会長の他、町の方々が出迎えてくださいました。
上越日豪協会の初代会長である石塚さん、山賀前会長の他、町の方々が出迎えてくださいました。
お花を手向け、豪州兵死没者に讃美歌「Abide with me」、捕虜収容所職員死没者に「浜千鳥」を捧げました。
集まって下さった協会の方も静かに聴いてくださいました。
メモをとりながら、沢山のお話を伺いました。
展示館の中で郷土料理をごちそうになりながら、語り合いました。
協会の皆さんのオーストラリアでの思い出話にも花が咲き、時が過ぎるのを忘れるほどでした。
写真パネルを使って演奏旅行の報告をすると、熱心に聞いてくださいました。
この公園を作るきっかけの一つに、カウラの方々が脱走事件で犠牲となった日本人を手厚く弔って下さっていることがあるそうです。直江津で犠牲となった豪州兵は保土ヶ谷の英連邦戦死者墓地に眠っています。そしてNZのフェザーストンにも日本人の捕虜収容所があり、暴動事件で多くの命が失われました。
私達にとってカウラ、フェザーストン、直江津、保土ヶ谷はとても大切な場所です。
これからも歌を捧げていこうと思っています。
上越日豪協会の皆様、本当にお世話になりました。(智)