2026年10月13日火曜日

私のお手本


  2年ぶりの再会でしたが、空白の時間はすぐに埋まりました。2004年からフェザーストンでお世話になっているホストファミリーのヴァルさんとグレアムさん、私のお手本となるご夫婦です。
「初めて会った時はまだ2歳だったのに!」と私の娘の写真を見て笑い合い、約20年にわたる交流の温かさを改めて実感しました。最近はライフスタイルに合わせ、少し小さな家へ引っ越したそうです。身軽に変化を楽しむエネルギッシュな一面と、心からリラックスさせてくれる穏やかなお人柄。その魅力があるからこそ、「また会いに行きたい」と強く思うのです。(三瓶)

さよならネルソン


 午前7時空港に集合。あっという間の三日間。長すぎず短すぎずというのが私たちの旅の流儀。
ロビーでNow is the hourを見送りの皆さんと肩を組み一緒に歌い、名残惜しさを残しつつお別れをしました。
今日はネルソン空港で8時半に搭乗。ウエリントン、メルボルンを経由してアデレードに大移動。
20時頃にオーストラリアのロベサルに到着予定です。(吉田)




2026年10月12日月曜日

Let's Party !

 


 恒例の歓迎パーティー。
芸達者なネルソン男声合唱団の面々が歌にダンスに大いに盛り上げてくださいました。
最初は気後れしていた団員も気がつけばしっかり踊り歌い、あっという間に夜はふけていきました。(吉田)



Concert at Nelson


 エメラルドグリーンの海と涼やかな風に包まれたネルソン。陽気な地元の人々に迎えられ、地元の日本人合唱団「響」とネルソン男声合唱団、そして私たちのコンサートが幕を開けました。
 「響」による美しい『日本の四季』メドレーで満席の会場が日本の空気に染まると、ネルソン男声合唱団はマオリの曲『タラキヒ』で圧倒的な迫力をみせます。私たちはシューベルトの『美しき水車屋の娘』を披露し、続く湯山先生のピアノソロでは、スタインウェイが奏でるバッハの調べが会場を優美に包み込みました。後半のワールドソングでは、私たちがマオリの曲を歌うと客席から大歓声が。そして日本の四季を巡るラストステージ、終曲『早春賦』を歌い終えると、感動的なスタンディングオベーションが巻き起こりました。
 フィナーレの合同ステージでは、升本弘先生編曲の『想い出をありがとう』を共に歌い、最後は固く握手。旅のテーマ『ソング・アンド・スマイル』の楽譜を全団員いプレゼントすると満面の笑みが溢れました。ネルソンの人々と音楽で深く結びついた、幸せな一日でした。(吉田)








サクラガーデン


 この場所は、私たちとって、歌を通じた平和と友好の象徴とも言える大切な場所です。この地で1943年、日本人捕虜とニュージーランド兵が衝突し、両国に多くの犠牲者(日本人48名、NZ兵1名)を出した痛ましい「フェザーストン事件」が起きました。戦後、日系企業の支援で跡地に慰霊公園の整備が計画されましたが、戦争の深い悲しみの記憶から、当初は地元との話し合いや名称決定が難航していたと伺っています。私たちが現地への訪問を始めたのは、期せずしてそのような時期でした。私たちは音楽をお届けし、言葉の壁を越えた交流を続けてきました。美しく楽しい時間を共有する中で、地元の方々が少しずつ心を開いてくださるのを感じました。
 私たちの常任指揮者である升本弘先生が、地元コミュニティへ「平和と和解の象徴としての公園づくり」の願いをお伝えし、その後、皆様の寛容な歩み寄りにより、「サクラガーデン」の名称が正式に決定いたしました。公園には犠牲者を悼む68本の桜が植えられています。
 長年の歩みを経て、2016年に私たちが名誉市民として迎えられ、両国の架け橋として尽力した升本先生が2017年に「NZメリット勲章」を受章されたことは、合唱団として身に余る光栄です。サクラガーデンは、地元の方々の寛容な心と、関わったすべての人々の平和への願いが結実した場所です。私たちはこれからも歴史を心に刻み、音楽を通じた友好の絆を大切に育んでいきたいと願っています。(吉田)

フェザーストンの夜


 ホームステイ先で親しい家族たちが大きな食卓を囲む温かな時間から始まります。彼らこそ、町づくりに情熱を注ぐフェザーストンの「鼓動」そのものです。私たちの舞台となるANZACホールやサクラガーデンの維持管理から、演奏会当日の会場設営、食事の準備に至るまで、すべてを担ってくださる無私の姿には胸が熱くなります。そんな心優しき恩人たちがいつも用意してくれる魔法の一皿が、特産アワビを使った「パウア・フリッター」です。ハンバーグとキッシュを合わせたようなふっくらとした身を頬張れば、濃厚な磯の香りと旨味が広がり、長旅の疲れも一瞬で吹き飛ぶ最高の「元気の源」となります極上の味わいと彼らの底抜けの愛情に酔いしれ、歓びに満ちた夜は時間を忘れるほど深く更けていきました。(山根)

2026年10月11日日曜日

Sunny Nelson



 ニュージーランド南島の北端に抱かれた小さな港町、ネルソン。空からこぼれ落ちるような国内随一の陽光に愛されるこの街は、親しみを込めて「サニー・ネルソン」と呼ばれています。穏やかな海風が運ぶリゾートの息吹と、洗練された文化が溢あふれるとっておきの場所です。

 「ネルソン男声合唱団」というかけがえのない友人と、長きにわたり絆を紡いできました。 空港での熱い抱擁の余韻がいまだ胸に残るなか、コンサート会場に移動してリハーサル。今宵、街に降り注いだ光を歌声に変え、私たちは約束のステージへと向かいます。(吉田)