2026年11月3日火曜日

Happy Birthday 升本弘先生

深き絆に導かれ 溢れる敬意と温もりを分かち合う夕べ

 旅の余熱がまだ冷めないまま集い、先生を囲んで杯を交わす。重なる記憶の数だけ尽きぬ感謝があふれ、穏やかな笑い声とともに、温もりに満ちた夜が静かに更けていった。

2026年10月28日水曜日

LAST POST NZ退役軍人協会のレストラン

追悼の十字架が静かに見守る 歴史の壁が溶けた夜

 終演後は戦友を悼む神聖な安らぎの場所でディナー。かつての敵国、日本人が入るのは特別な事。「時と共に分断を乗り越え真の友情が育まれた」歓迎のスピーチに、深い絆を結んだ奇跡のような夜でした。

2026年10月23日金曜日

帰国しました


最高の演奏旅行でした。

応援ありがとうございました。



2026年10月20日火曜日

さよならCOWRA

笑顔でお別れ!大切なホストファミリーの皆さんと

さよならの代わりに結んだ、終わりのない絆の輪

 Auld Lang Syneを歌い、さよならの時になりました。仲間たちの顔を見渡すと、この旅で経験した様々な出来事が胸に込み上げてきました。心残りを乗せてバスはシドニー

大きく振られた手は、晴れやかな未来へのエール

COWRA PEACE PRECINCT (カウラ平和管区) 日本人捕虜収容所跡地

献歌

豪州戦没者墓地にて、「How Great Thou Art」

日本人戦没者墓地にて、「海」

 終着点の朝は鎮魂と平和への祈りで幕を開けます。敵味方が眠るユーカリの丘。遥か故郷を想う兵士に心を重ね、両国の墓前に祈りの歌を捧げました。真の友好を美しく象徴するハイライトとなりました。

2026年10月18日日曜日

Concert in COWRA

こぼれ落ちた涙と、響き渡った拍手は一生の宝物

 帰るべき場所での大団円。春の息吹と共鳴した終曲の早春譜。献身的な支えに零れた感謝の涙。光も影も血肉とし、手にした「1キャップ」の勲章を胸に刻み、次なるさすらいの旅へと向かいます。

終演後の楽屋 先生からの温かい言葉に、安堵の笑顔

悲しみを越えて紡がれる絆

受け継ぐ絆は明日への光 未来を照らす希望の笑顔

 カウラ事件の悲しみを越え、日本人との交流を選んだマリオンさん。長年お世話になった彼女の遺志は三姉妹に継がれました。変わらぬ深い慈愛で私達を迎え入れてくれる温もりに、ただただ胸が熱くなります。

懐かしき我が家

 
明るい陽射しに包まれた前庭 変わらぬ佇まいが待っていました

 旅行直前、マーガレットさんが亡き夫の元へ。羊牧場での温かい笑顔はまさにカウラへの帰郷でした。思い出の家を前に寂しさが募ります。見守っているであろうお二人への感謝を胸に祈りの歌声を響かせます。

縁の下の力持ち

最高の音色を引き出すために鍵盤と向き合う

 演奏会当日、誰よりも早くホールに入りピアノを調律するのが団員の大石です。至高の響きを求める彼の姿を見るにつけ、かつてこの重責を担ってくださっていた指揮者の升本弘先生の背中が浮かびます。自ら音の土台を築いていた先生の計り知れない労力と愛情。時を経た今、その見えない献身にただ尽きせぬ感謝が込み上げるのです。

2026年10月17日土曜日

日本人戦没者墓地

異国の地で手厚く祀られた日本人戦没者の墓地

真の和解を象徴し隣接する豪州兵の白い墓標

 豪州NSW州の「カウラ日本人墓地」は、1944年の『カウラ事件』の犠牲者ら520名以上の日本人が眠る唯一の公式戦没者墓地です。故オリバー市長ら市民の尽力で整備され、平和と友好の象徴となっています。日豪の兵士が隣り合う姿は、両国の真の和解の証です。

Our hometown !

2年の月日を飛び越え 再会の歓喜が咲き誇る

 アデレードからキャンベラを経て、バスで2時間。音楽の旅の原点であり、心安らぐホームタウンである終着地カウラへ辿り着きました。 1977年から見守ってくださる方々や、世代を超えて受け継がれる温かい笑顔が私たちを待っていました。 明日はこの街がくれた奇跡に万感の感謝を込め、全身全霊のコンサートをお届けします。

A Special Gift

両合唱団の誇りを紡ぐあたたかな記念品

お揃いの首元に笑顔の花が咲く

 別れの朝、冷え込む空気のなかでいただいたプレゼントは、両合唱団の絆を刻むエンブレム入りのマフラーでした。首に巻くと、その真心によって全身がじんわりと温まるようでした。力強く両手を握り合い、言葉は拙くとも「ありがとう」「また会おう」という思いは言葉の壁を越え、表情や手の温もりから確かに心が通い合いました。

別れを惜しむ掌から 言葉以上に通い合う互いの熱い鼓動

オタマトーン

指先でそっと触れてみる テーブルを囲む小さな探検隊

 ロベサルの学校へ持ち込んだ「オタマトーン」。最初は怪訝な顔をしていた子どもたちも、「きらきら星」を奏でた瞬間に目を輝かせました。互いに譲り合いながら音を響かせる姿は微笑ましく、言葉を持たない奇妙な楽器が国境を越えて心を通わせてくれた瞬間でした。

黒い音符の不思議なフォルムを、じっと見つめて観察中

2026年10月16日金曜日

ゴールデンの輝き

積み重ねた歳月が奏でる優しい調べ

 アデレードで聴いたジョンさんの歌声は、金星のように圧倒的な光を放っていた。後に幾度も共演し、寝食を共にするとは思いもしなかった。時を経て再会し「もう昔のようには歌えない」と笑う彼。だが出だしの一瞬で老いのかげりは吹き飛んだ。色褪せない輝きと威厳ある響きの前では、私の37年など短いプレリュードに過ぎない。偉大な先達の底知れぬ力に、ただ畏敬の念を抱いた。

3Cheers

掲げられた杯の数だけ 温もりは波紋のように広がった

 誰かの背中を押し、心に明かりを灯す魔法のエール「3Cheers(スリーチアーズ)」。ビアハウスでの夕食会、会場を奔走するカメラマンへ、ジョンさんの音頭で労いと感謝の「Hip! Hip! Hurray!」が三度響き渡りました。人と人を一瞬で結ぶ美しき魂の習慣に、胸が熱くなりました。

天然のバグ画像

境界線の向こう 静寂を演じるカンガルー劇団

 ロベサル・ハーモニークラブのグラーム・シモンズ邸に滞在中のこと。これぞオーストラリアという大草原が広がっています。この国といえばカンガルー。一歩外へ出れば千葉県いすみ市のキョン並みの遭遇率。あまりの多さと視線の鋭さに、こちらが監視されているような錯覚に陥るほど。その証拠がこの一枚。見事な5匹のシンクロ。コピペではなく大自然が生んだ天然のバグ画像です。


ロベサル場所開幕

未知の鼓動を探るように そっと触れた遥かな国の遊戯

 ロベサル・ルーテル小学校に段ボールの土俵が出現。段ボールの土俵に「行けー!」と大歓声!日本語クラスで紙相撲大会を開催。自分で四股名を書いた力士をトントン戦わせる児童たちの笑顔が弾け、言葉の壁を軽々と越えて日本への好奇心が大きく広がりました!

世代も海も飛び越え 小さな舞台で繰り広げる真剣勝負

2026年10月15日木曜日

Concert in Lobethal

 

遠い故郷の風を この聖堂の隅々へ解き放つように

 音楽を通じた「楽友」との忘れがたい夜。ロベサル・ハーモニー・クラブが豪州国歌と1ピースを披露。ドイツ系移民の歴史を持つロベサルの教会に響くCFのシューベルトやバッハの調べ、讃美歌「How Great Tho Art」には満場のスタンディングオベーション。「God Bless, Love's Always」(千の風になって)の合同合唱では、団員同士の交流が生まれました。温かい眼差しに支えられたこの稀有な絆を、今後も大切に育んでいきたいと願っています。

祈りのように重なる二色の声

SUSHI !


 ルーテル教会小学校の校庭。友好の鳥居に神額を取り付けるセレモニーが行われました。升本弘先生の提案とデザインで団員の須藤が数ヶ月かけて少しずつ彫刻をしたものです。「楽友」には音楽を通じての友情の想いを込めました。児童やホストファミリーが見守る中、カメラ班が撮影の機を逸していると、静寂を破る「ワン・ツー・スリー・SUSHI!」の声。この唐突な掛け声に大爆笑が巻き起こり、魔法の合図が誕生。次なるカウラでも使えると確信しました。

注がれる無数の眼差しが梯子の上の鼓動を押し上げる

刃先が刻んだ孤高の歳月が青空の神額に宿る

厳粛の糸がふつりと切れ 青空に解き放たれた笑み

2026年10月14日水曜日

夢のオープンカー

憧れへ火を灯した贅沢なプロローグ

 ネルソンの風の心地よさを教えてくれたのは、ジェフさんの助手席だった。農場経営を退き、ボランティアや合唱団に情熱を注ぐ彼は、非日常に誘うオープンカーを所有。幌を開けて走り出せば、肌を打つ風とスピードの陶酔に息を呑んだ。まさに「風を掴む」ような初体験。流れる景色のなかで、いつか自分の運転でこの風を追い越したいという夢が、くっきりと輪郭を結んでいた。