この地では久方振りの夜の公演。
日中はしっかり体を休めつつ、どうすれば演奏旅行を締めくくるに相応しいコンサート出来るかを考えて臨んだ。
カウラが私達にとってホームタウンであるように、シビックセンターも同様。
どんなに音響が良いホールよりも安堵感がある。
声を出した時の反響に、帰ってきたことを実感した。
演奏旅行全般を振り返るようなプログラム。
German Song、日本の歌、湯山先生のピアノステージ、アラカルトの大きな2部構成。
私達は、升本先生の指揮に心の動きを委ねて唱った。
曲毎に聴衆の反応も異なり、深いため息が漏れた「憧れを知るものだけが」、笑顔で溢れた「花のまわりで」、思わず口笛も飛び出した「つばめ」、やんやの喝采を頂いた「タヒ・ネイ・タル・キノ」・・・。
言葉は違っても心は通じる。
改めて音楽が共通言語であること実感し、CFで唱えることに感謝した。
終曲は「Take me home」、万感を込めつつ、戦没者墓地での献歌に思いを馳せた。
スタンディングオベーションとブラボーの声の中、『第21回定期演奏会 in カウラ』は終了した。(田島)
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