マレー川の河口、古びた駅舎から列車に乗り込んだ。
ガタガタコットンと揺られている度に、皆の顔もだんだん綻んできたのが面白かった。
ビクターハーバーに到着する頃には、誰彼となく話しかけるようになっていたから不思議だなぁと思う。
馬車に乗ったり、100年もの歴史がある名店でフィッシュ&チップスを食べたり、思い思いのペースで過ごす、束の間の休日だった。
これもまた演奏旅行ならではの楽しみである。
わずか30分ほどの乗車時間だが、青い海と澄んだ空気に少々はしゃぎすぎたメンバーは気持ち良さそうに寝入っていた。
起きていた数名だけが、鯨の潮吹きと尾びれを目撃したという。
チャンスを逃したのがちょっと悔しい。(山根)
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