2018年9月9日日曜日

コンサート報告(ダニーデン 9/9)

スコットランドの古き良き伝統を受け継ぐダニーデンに対する私達の思いは、旅を重ねることに特別なものとなっています。
会場のキングス&クイーンズ・パフォーミング・アーツ・センターはこの街の公立高校の音楽ホール。
オールブラックスで活躍するベン・スミス選手の母校でもあります。
演奏会はキングス・ハイスクール・クワイヤーとロイヤル・ダニーデン・メール・ボイスクワイヤー(RDMC)との合同開催となりました。
満席で、急遽座席を追加するほどでした。
本当に嬉しいことです。

高校生合唱団はビートルズの”Something”など二曲を披露。
初々しい歌声に会場からは温かな拍手が送られました。


RDMCは”ハレルヤ”など二曲。
低音の響きが魅力的な演奏は、一世紀を超えて続く合唱団の歴史を肌で感じるものでした。


CFのドイツの歌はここでも好評。
特に”Nur wer die Sehnsucht kennt”は、演奏を終える前に拍手が沸き起こるほど。
音楽や文学に対する人々の深い造詣を感じました。


湯山先生のソロステージはここでも人気。
ベビーピアノという小さなサイズのピアノでの演奏でしたが、軽やかな奏では客席を魅了するには十分のようでした。
拍手のみならず大きな歓声も送られました。


最終ステージの日本の歌では”花のまわりで”がここでも人気。
”夏の思い出”はピアノ伴奏が終えた一瞬の静寂ののち、溜め息と多くの拍手を頂きました。
”Abide with me ”は司会の富樫が曲目を紹介すると歓声が起こるほど。
目を瞑り、頷きながら聴かれる方も多いことが印象的でした。
マオリの歌”Tahi nei taru kino”はサプライズはここでも成功。
”Pokarekare ana”が始まると客席の雰囲気は盛りあがりました。
終曲は”Take me home”。
NZでの演奏を思い返し、一人ひとりが感謝を込め精一杯唱いました。
思いが届いたのか、客席はスタンディングオベーション。


最高の演奏会になりました。
最後は”Now is the hour”をRDMCと合同演奏。
唱い終えると固い握手を交わしました。
NZでの最後のコンサートは興奮冷めやらぬうちに幕を閉じました。(宮臺)

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