2016年9月3日土曜日

コンサート報告 (ロベサル 9/3)

演奏旅行のオープニングは、ロベサルハーモニークラブ(LHC)との合同演奏会でした。
この合唱団の設立は130年前。日本に西洋音楽が入ってきた頃から歌っている、本当に歴史ある合唱団です。団員同士の結束も固く合唱も上手で、私達が目標とすべき団体です。一緒に唱えることを誇りに感じて臨みました。

アボリジニ伝統の楽器、ディジュリドゥの演奏で演奏会の幕が開けました。
LHCは2ステージ、全6曲を披露。
また、合唱団でサポートしている若いハーピストの演奏では、会場全体が初々しいな空気に包まれたかのように感じました。
CFの第1ステージは”Wanderschaft”で元気よくスタート。シューベルト歌曲5曲を披露しました。1曲ごとに拍手を頂き、”Lachen und Weinen”や、”Die Forelle”では、楽しそうに歌を聴いて下さる姿に、私達は大いに力づけられました。
続いて、湯山先生のピアノソロステージ。「早く聴きたいですよね?」との司会の問いに、全員が「イエース!」。モーツァルトのトルコマーチ、そしてベートーベンの悲愴・第3楽章を演奏。身を乗り出して、湯山先生の指使いを食い入るように見るお客さんも多く、弾き終わるとやんやの拍手喝采。湯山先生の演奏は、今回もお客さんを魅了しました。
CFの第2ステージはアラカルトをお届けしました。最初に日本の歌「泉のほとり」「夏の思い出」「故郷」の3曲を披露。歌詩の意味は分からなくとも、私達が込めた思いは伝わっている。音楽は言葉の違いも超えることを実感します。軽快なリズムの讃美歌2曲では、口ずさみそして体を動かして楽しむ方もいらっしゃいました。
軽快なリズムの”Refsmen”も好評。特に”Cielo Azul”では、期せずしてスタンディングオベーションを頂きました。ハーモニカが入る「こころ手紙」は、日本歌曲とはまた違った反応。カントリーソングの様なイメージなのか、この曲も気に入って頂けたようです。
終曲は”Muss i denn”。もともとドイツ移民の多いこの街に相応しい曲。歌い終わった後は立ち上がって盛大な拍手と共に、「モア~(more)」との声が飛びました。これに応えてアンコールに”Auld Lang Syne”を歌うと、会場も割れんばかりの拍手喝采でした。
合同ステージは升本先生編曲の”Go Now in Peace”。相互の声が融和しての大合唱。合同演奏会の真骨頂は、共に唱うことだと、つくづく感じました。
音楽監督の升本先生が、LHCのパトロンに就任するというサプライズもあり、篤い歓待に心が一杯になった演奏会でした。(田島)

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