演奏旅行の最後を飾る演奏会。
40年、20回。
その意味を改めて感じ、この地で唱えることに誇りを持ってステージに臨みました。
会場のシビックセンターには開場前からお客様が列をなし、満席になるまでには時間はかかりませんでした。
大使館から片江公使他、数名の方にご来場戴きました。
冒頭、団長の富樫が「私達のホームタウン、カウラで皆様の笑顔と再会でき光栄です」と挨拶すると大きな拍手と歓声。
私達はファミリーをはじめ、多くの方々に支えられていることを実感し、演奏前から感情が高まる団員も少なくありませんでした。
第1ステージは、はじめにシューベルト歌曲5曲。
ファンファーレとなる”Wanderschaft”はここでも好評。
”Heidenröslein”、”Die Forelle”はご存知の方も多いようで、深い溜め息と大きな拍手を戴きました。
続いて日本の歌を4曲演奏。 「椰子の実」「故郷」は言葉をこえて思いが届いたのか、一層大きな拍手を戴きました。
演奏会後「日本の歌が素晴らしかった」と握手を求められる団員も多かったことも、カウラならではです。
続いて湯山先生のピアノソロステージ。
モーツァルトのトルコマーチ、ベー トーベンの悲愴・第3楽章を演奏。
この街でも多くのファミリーが楽しみと話されていました。
柔らかでかつ繊細な演奏は、今回も客席を魅了し、弾き終わると満場の拍手が送られました。
第2ステージは讃美歌と世界の歌。
讃美歌は”In the sweet by and by”をはじめ3曲を演奏。
どの曲もご存知で口ずさむ姿が多く見られました。
世界の歌では、リズミックでデュオとの掛け合いが楽しい”Reftsmen”、スペインの愛の歌”Cielo Azul”は大変好評。
”Annie Laurie”、”Greensleeves”は、曲目を紹介すると「Oh!」「Lovely!」の囁き。
目を瞑り聴き入る方も多く見られました。
”Ring ring de Banjo!”は体を動かし楽しむ姿が印象的でした。
演奏後、司会の田島が「この曲は好きですか?」と客席に聞くと「Yes!」と即座に声がかかり、私達も思わず笑顔になりました。
終曲は”Muss i denn”、「Goodbye Friend 」と紹介して演奏。
団員誰もが感謝を込めて唱いました。
歌い終わるや、間髪入れずに沸き起こった拍手が印象的でした。
アンコールは”Auld Lang Syne”。
歌い終わった後のスタンディングオベーションは、団員全員がステージを去るまで続きました。
全ての演奏が終えた後、カウラ市長のビル・ウエスト氏から升本先生とCFに対し、これまでのカウラ訪問、その国際親善の継続を讃え、市議会からの感謝状が授与されました。
特別なひと時となった演奏会は、充実感と名残惜しさが交錯するなかで幕を閉じました。(宮臺)
最後の演奏会お疲れ様でした。
返信削除いい旅でしたね。
どうぞ気をつけて帰ってきてください。
日本は出発時より少し涼しくなりました。
真裕美さん、コメントありがとうございました。
返信削除歌いながら、日本で応援してくださっている方々のお顔を思い浮かべていました。
本当に素晴らしい旅でした。
うるさい位にお土産ばなしを持って帰ると思いますので、聞いてやってくださいね(^^)