長く交流が続くNelson Male Voice Choir(NMVC)との合同演奏会。
平日の夜にもかかわらず、会場のOld St. Johns Churchには会場前からお客様がいらっしゃり、満席となりました。
なかには以前お世話になったファミリーが遠方より駆けつけ、再会を喜ぶ姿も見られました。
私達は、再びこの地で唱えることに感謝と、誇りを持ってステージに臨みました。
冒頭はNMVCが2曲を演奏。
繊細なハーモニーとパワフルな歌声に、客席は魅了されました。
”African Trilogy”はラグビー南ア代表の試合でよく耳にする”Shosholosa”を含む三部作。
原語で歌う姿にこのコンサートに向けての意気込みを感じました。
続いてネルソン市長、Rachael Reece氏によるスピーチ。
マオリ語そして日本語を含めた挨拶は、客席を和ませ、市長のお人柄を感じさせる暖かなものでした。
CFの再訪を歓迎し、二〇回、四〇年続く演奏旅行に対してお祝いの言葉を戴きました。
CFの第1ステージは、シューベルト歌曲5曲と日本の歌。
”Wanderschaft”と”Lachen und Weinen”はここでも好評。
日本の歌では「夏の思い出」「椰子の実」は演奏が終わると溜め息と大きな拍手を戴きました。
言葉をこえて音楽を共有するひと時となりました。
続いて湯山先生のピアノソロステージ。
この街にも湯山先生ファンが多くいらっしゃり、
演奏前、客席の会話から「Masako」の名前が聞こえてきました。
NMVCのメンバーやファミリーは勿論、楽しみと話されていました。
演奏を思い思いで楽しまれたようです。
弾き終わると満場の拍手が送られました。
CFの第2ステージは、世界の歌から9曲。讃美歌は”Moment by Moment”ほか2曲を演奏。
素晴らしい環境と聴衆のなかで唱える喜びを感じて演奏しました。
”Reftsmen”はデュオとの掛け合いを楽しく聴いて戴けたようです。
”Annie Laurie”、”Greensleeves”では目を瞑り聴き入る方も多く見られました。
”Ring ring de Banjo!”はご存知の方も多く、身体でリズムを取っている方も多く見られました。
終曲は”How Great Thou Art”。
升本先生が用意された特別な一曲と紹介すると歓声と拍手。
マオリ語バージョンの演奏には驚かれた様子でしたが、演奏後には沢山の拍手と「足踏み」が鳴り止みませんでした。
アンコールに応えた”Auld Lang Syne”では、満場のスタンディングオベーションを戴きました。
合同曲として歌ったのは、升本先生編曲の"Go Now in Peace"。
歌い終わるや握手を交わし、名残惜しい演奏会は幕を閉じました。(宮臺)
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