2024年10月4日金曜日

ただいま、フェザーストン









 首都ウェリントンから北東に約60km、リムタカ峠をバスで越えフェザーストンに到着しました。ネルソン発の飛行機が1時間以上遅延。予定よりかなり遅れての到着でしたが、コンサート会場であるアンザックホールには多くのホストファミリーの皆さんが集まっていました。いつもと同じ懐かしい顔。ただいまフェザーストン。
 
 この街には第二次世界大戦中に日本人捕虜収容所が置かれていましたが、NZ兵と日本人捕虜の様々な行き違いが原因で双方に死傷者を出すいたましい事件がおきました。
 2000年に初めてこの地を訪れた私たちは事件のことをあまり理解しておらず、指揮者の升本先生だけが街の方々の気持ちを考えてらっしゃいました。
 慰霊碑に献歌をして立ち去ろうという予定でしたが、実際にはアンザックホールには人があふれ、私達を心待ちにしているという状況。急遽開催したコンサートがすべての始まりでした。
 
 どの場所でも最高の演奏をお届けしたいというのが私達の思い。今晩のコンサートに向けて、スタッフはすぐに打ち合わせを開始。団員の大石はピアノの調律を始めました。 (吉田)



0 コメント:

コメントを投稿