NZラストコンサート
豪州の故郷がカウラであれば、NZでは、ここタウランガがそうでしょう。いつものウェズリー教会での昼間のコンサート。教会の窓からは陽光が射し、桜の花も見えています。会場に訪れたお客様はほとんどがよく見知った方々ばかり。ようやく帰ってきた、という気持ちがしました。
今回街の方が、グランドピアノを用意してくださいました。第2ステージは湯山優子先生のピアノソロステージ。シューベルトのピアノ即興曲op.40、快活な2楽章と、哀愁にあふれ、ロマンティックな3楽章を披露されました。湯山先生の演奏はどの街でもとても人気があります。この日も大きな拍手が会場を満たしました。
終曲、「ウィーン、わが夢の街」が終わると一人のご婦人が、ワインのボトルを持って、升本先生に渡されました。まるでこの曲のために用意して来たように。
アンコールは「山寺の和尚さん」。トリッキーなリズムのジャズ音楽に大いに盛り上がりました。退場の際にはお客さんが大きく手を振り、それに団員も応えます。
これがNZでの最後の演奏会。息もつがずに走り抜けた5日間でした。明日からは豪州。新たな気持ちで旅立ちます。 (大石)
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